外毒素と内毒素の違いがよくわかりません。
大腸菌によってショックが生じた場合、外毒素と内毒素どちらの影響によるものなのでしょうか…
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外毒素とは
菌内部で産生され菌外部へ分泌される毒が由来で、主成分は蛋白質です。
蛋白質なので熱に非常に弱いことが特徴で、神経毒、腸管毒、溶血毒等があります
内毒素とは
グラム陰性菌の細胞壁成分が由来していて、主成分はリポ多糖(LPS)です。
その由来からグラム陽性菌では考えにくく、発熱や敗血症、DIC等が起こります
ショックに関しては、考えられるのは敗血症性ショックか毒素性ショック(TSS)。
TSSは黄色ブドウ球菌やレンサ球菌の外毒素によって引き起こされます。
敗血症性ショックは先述したとおり、内毒素が主だと思います。
大腸菌はグラム陰性菌の代表格なので、ショックは内毒素が原因かと思われます。
注)大腸菌の中にはEHECというベロ毒素(志賀毒素)という外毒素を産生するものもいますが、この毒素でショックを起こすかどうかについては分かりませんでした。